こんにちは。ピンチです。
クライミングジムなどでクライミング・ボルダリングを初めた多くの人はまず、5級の壁にぶち当たるでしょう。
クライミング初心者にとって5級をコンスタントに落とせるという事は、一つの憧れです。
しかしクライミングを週1回以上で続けていければ、とくに何もしないでもほとんどの人が超えられる壁です。人により遅い早いはありますが…。
そんなクライミング初心者のために、今回の「クライミング持論!」では5級をコンスタントに落とせるようにするトレーニング方法を紹介していきたいと思います。
目次
持久力が必要!
すぐに5級を落とせるようになるクライマーもいるでしょう。
しかしそんなクライマーでも、5級を連続で3本落とそうとすると最初は難しいハズです。
5級を連続で3本落とすにはどうしたら良いのかと言うと…
ズバリ前腕の持久力を付ける事です!
そのままの答えですね。
5級の課題は、基本的にホールドがすごく良くて持ちやすいものばかりです。また、ムーブも難しくなく身体のパワーもほとんど使いません。
5級を連続で落とせない大抵の人は前腕がパンパンにパンプアップしてしまい手指に力が入らず、ホールドを保持する事が出来なくなって落下してしまうのです。
それを解決するトレーニング方法は…
ぶら下がりトレーニング(デッドハング)!
ぶら下がるトレーニングをデッドハングといいます。
鉄棒でもガバホールドでもしっかりと持てる物なら何でも良いので、何も考えずにひたすらぶら下がりましょう!ただそれだけ!
後々には脱力とかも必要になってきますが、最初は最低限の力を付ける事が最優先です。
デッドハングができない人は、斜め懸垂のような形で足を着いた状態からはじめても良いでしょう。何なら腕を上に上げているだけでもパンプしてきます。
少しでもぶら下がれるようになったら時間をのばしていきましょう。
時間を伸ばしていく事で自然と脱力もできるようになっていきます。
全力で長時間デッドハングはキツイですからね。
後々に読んでください。↓
目標は2分間!
デッドハングの時間を少しずつ時間を伸ばしてトレーニングをしてみましょう。
2分デッドハングができる頃には5級3本を連続で落とせる持久力は十分についていると思いますよ。
そして、5級が連続で3本落とせるようになってきた頃には、4級も何本か落とせるようになっていると思います。
また握り込んでのデッドハングに慣れてきたら、指だけで引っ掛けるようにぶら下がるようにクセをつけていくのがいいでしょう。(オープンハンドと言います。)
実はこのトレーニングはゆっくりと前腕や指を鍛え、慣らしていく事で故障のリスクを減らす事も考えています。
クライミングをはじめていきなり指に負担を掛けたり、はりきって懸垂を頑張ると故障につながる事があります。その結果、指や肘に痛みが出てしまいます。
これはいままで私がよく見てきた事実です。
早く強くなってたくさん課題を落としたい。とほとんどの人が思うでしょうが最初から無理はしないでください。
クライミングは肩から指にかけてかなり大きな負担が掛かるスポーツですので、最初から張り切らずに徐々に体を慣らしていきましょう!
自覚はなくてもダメージは蓄積しますので、栄養補給と休息もお忘れなく!
クライミングをはじめて間もなく急激に強くなっていく人は結構な確率で指などを故障している気がします。
そして、故障する人は故障がクセのようになる人が多いです。
それは故障した箇所をかばいながら登っているとほかの箇所の故障につながるからです。それでは楽しくないですよね。
当たり前ですが、故障はしない方がいいんです。
仲間に取り残された感じになるかもしれませんが、最終的に故障をしない人がクライミングを楽しめる強いクライマーになっていくでしょう!
クライミング最初のトレーニングは、デッドハングで体を慣らしながら5級課題をコンスタントに落とせるようにしてみてはいかがでしょうか?