こんにちは。ピンチです。
あなたは人工壁のグレード感ってどう考えますか?
人工壁のグレードって難しいですよね。
私は全てのクライマーに平等な正しい人工壁のグレードって今のところないと思います。
今回の「クライミング持論!」では、「人によって感じ方の違うグレードって必要なのか?」というテーマで語ってみたいと思います。
目次
人工壁グレードの感じ方!
人工壁課題のグレード感って人によって感じ方がぜんぜん違うんだと思います。
グレードよりもすごく簡単に感じたり、すごく難しく感じたり・・・。
中でもリーチ問題が大きく影響してきます。
だから私は全てのクライマーが同じに感じる事ができる人工壁のグレードって存在しないと思っています。
人工壁のグレードはとても不平等なものです。
グレードの標準!
そもそもボルダリンググレードというのは、外岩で御岳の「忍者返し」と小川山の「エイハブ船長」という2課題が1級の基準とされています。
これを基準として難しいか?簡単か?等々登ったクライマー達の感覚で課題のグレードが決められます。
なのでまあそもそも曖昧なものなんですね。
しかし岩はずっと変わらずにあります。全国の多くのクライマーが登っています。
それで審議が無いという事は、まあみんなが納得できる設定なんでしょうね。
とすると岩のグレード設定は、まあ信用できる。
しかし人工壁ではグレードにズレというものがどうしても出てしまいます。
そもそも人が作ったものですから・・・。
課題に欠点が出てしまいます。
岩と人工壁のグレードは同じように表されていますが、ハッキリ言って別物です。
岩はラインさえ守れば基本的に手足自由でリーチが短くても可能性が出てきます。
しかし人工壁ではこれとこれとホールドを完全に決められているので、岩ではあった可能性が人工壁では無くなるのです。
そもそも人工壁は、岩のトレーニング用に作られた物なのでグレードをつけるものではないのかな?という気もします。
ジムの違いによる、グレードの違い!
人工壁のジムによってもグレード感は全く違います。
たまにジムの意向でわざとカラくしてあったり、逆にアマくしてあったりもあります。
このご時世、グレード感をアマくして高グレードを登らせないとお客さんが減るなんていうジムもたくさんあるそうですよ。
人工壁では、意図的にグレードを操作しているのです。
あなたのホームジムのグレード感が気になる方は老舗の有名ジムへ遠征をしてみてください。(たぶんカラいと言われているジムです。)
そこのグレード感がたぶん全国の人工壁で平均的なグレードに近いと思います。
人工壁グレードは基準が無い!
人工壁はジムによってはわざとあまくしたり、からくしたり・・・。
そもそも人工壁には、基準がありません。
なので人工壁のグレードって人それぞれ感じ方が違います。
じゃあなくてもいいのかな?って思いますが、実際グレード表示のないジムに行くとみんなグレード聞きますよね。
それほどあてにならないのに。
やっぱり何だかんだでザックリでもそのジムでの基準が必要なんですね。
結局のところ人工壁グレードは、そのジムでの基準であり目標とするための数字であると考えます。
自分の思っているグレード感もそもそも間違っているのかもしれませんし、変わってくると思います。
曖昧なものなんですね。
なのでグレードを気にせずに純粋に楽しいと思える課題を登れるようになると楽しいですよ。
グレードを登るのではなく課題を登るのですから…。
でも、何か上手く人工壁グレードの基準が作られるといいですね。
そうしないといつまで経っても平等なスポーツとしては認められないですからね。
まあ今のところ人工壁のグレードは全くあてにはなりませんね。