こんにちは。ピンチです。
あなたの周りの強いクライマーの前腕をよく見てください。
前腕太くありませんか?
クライミングを長年やっている大多数の人は、クライミングを始める前よりも前腕が太くなっていると言います。
という事は、前腕がクライミングには必要な筋肉であることを証明しています。
なのでその部分を鍛えておくことは今よりも強くなる事になるのではないでしょうか?
今回の「クライミング持論!」では、前腕トレーニングについて語ってみたいと思います。
目次
前腕筋群は鍛えにくい
前腕って実は体の中でも鍛えにくい部位なんです。
可動域が小さい事も理由の一つですが、それと前腕は屈筋群(曲げる筋肉)と伸筋群(伸ばす筋肉)それぞれの小さな筋肉の集まりであることから重い重量が扱えないので、毎日コツコツ時間と回数を要します。
また、体の中でも前腕とふくらはぎを大きくするのには遺伝も関係しているようで、鍛えやすい人と鍛えにくい人がいるようです。
しかし、努力次第で鍛えることは可能です。
オススメ前腕トレーニンググッズ
そこで私が前腕を鍛えるためにオススメするトレーニンググッズは、パワーボールです。
これ、前腕筋群の中でも屈筋群と伸筋群の両方を同時に鍛える事ができます。
普通、前腕のトレーニングは屈筋群か伸筋群のどちらか一方ずつなんです。
クライマーは登っていると自然に屈筋群ばかりを鍛えてしまっているので、その拮抗筋である伸筋群も鍛えなければなりません。故障や屈筋群の筋力が伸び悩みますからね。
それが同時に鍛えられる素晴らしいトレーニンググッズなのです!
私はパワーボールを2個持っていて、ひとつはメタル製の物ともうひとつはプラスチック製のスタンダードの物を持っています。
二つ持っている理由は大きさが違うためです。
メタル製の物は大きくて握りにくい感じです。スローパーやワイドピンチを持っている感じです。
プラスチック製の物は手に収まるサイズ感です。めちゃ力が入れれます。
メタル製でも小さい物もありますので、購入時はよく確認してください。
メタル製の物は値段が高いのですが、数年使用した現在もすごく静かに滑らかに動きます。プラスチック製の物はちょっとうるさくなってきました。…でももう10年ぐらい使ってますけどね。
パワーボールを使用するメリット!
パワーボールは小さな筋肉の集まりである前腕筋群をまんべんなく鍛えることができます。
先ほども書きましたが、前腕筋群の中でも手首や手指を曲げる屈筋群と逆に伸ばす伸筋群の両方を同時に鍛える事ができます。
パワーボールを回すときに手首を曲げる時に屈筋群、手首を反らせる時に伸筋群を鍛える事ができます。
また、長い時間トレーニングを続ける事で前腕筋群がパンプアップするので持久力も鍛えることができ、リードクライマーにもオススメのトレーニングです。
このパワーボールはリハビリにも使用できるようで、故障のリスクが少なく安全にトレーニングができます。
トレーニング頻度ですが、前腕筋群は回復が早いとされていますので毎日行っても大丈夫です。
しかし、痛みなどがある場合は中止してください。
何より小さくて持ち運びも容易でどこでもトレーニングできて楽しいです。
ホームセンター等でも似たようなものが販売されていますが、使用していると音がうるさくなってきますし動きが滑らかではありません。
きちんとしたものは長く使っても静かで動きがなめらかです。
全く違います!
たぶん回転数も全然違ってくると思います。
私はカウンター付きの物で13000回転回してますが、ホームセンターの物ではたぶん回らないでしょうね。
試しに使ってみるならホームセンターの安いものでも十分でしょう!でも、良いものは感動するくらい良いです!回数を表示する機能がある物も有り楽しめます。
どうせ購入するのなら良いものをおすすめします。
最初パワーボールをうまく回すのには、コツが必要ですがすぐに慣れるでしょう。後は時間の許す限りパワーボールを回すだけです。
楽しくトレーニングをして、太い前腕を手に入れましょう!