こんにちは。ピンチです。
今回の「クライミング持論!」では、「もうきれいごとは言わない!クライミングはリーチが長い方がいいに決まっている!」というテーマで語ってみたいと思います。
目次
リーチ問題!
クライミングにおいてリーチ問題は無くならないでしょう。
声を大にして言います!
クライミングでリーチが短いのは確実に不利です!
登れる課題、登れない課題がハッキリと分かれてきますし、ギリ届いてもムーブの強度が 跳ね上がります。
リーチ(両手を広げた長さ)は通常、身長と同じくらいですが成長期からクライミングをからしているクライマーは身長よりも10㎝前後リーチが長い事が多いです。
しかし、ほとんどのクライマーは20代以降にクライミングを始めているためリーチの伸びは期待できないでしょう。
そうなると、身長の低いクライマーは圧倒的に不利です。
それぞれ自分の最高グレードともなると1㎝短いだけでも課題強度が変わってきます。
体幹や筋力を総動員してホールドを取りパツパツの状態でムーブを起こすのと、楽にホールドを取りムーブを起こすのと少し考えただけでも課題強度の違いがあるのが分かると思います。
リーチ問題長すぎてもダメ!
しかし、リーチは長ければ長いほど良いかと言うとそうでもなく170㎝~180㎝ほどが良いと思います。理由としては日本の平均身長約170㎝にリーチ長さを10㎝たした長さのクライマー・セッターが多いからです。
圧倒的保持力とパワーを持っていてもリーチが短ければ落とせない課題も出てくるでしょう!実際にワールドカップ等に出場していた選手もリーチの短さに嘆いていたのを目の前で見た事があります。
リーチが標準程度にある人が大多数で、大きな問題になっていませんがこれはグレードに大きく影響する問題だと思います。
逆に足置き等が狭い課題に対して身長が短い方が有利と高身長のクライマーが言います。が、股関節等を柔軟にする事や下足で解決できます。ある程度大は小を兼ねると思います。
リーチは努力しても伸びませんからね。
みんな分かっている・・・けれど
実際大人と子供の課題って別になってますよね、たまに女子用に足まで設定されていることも…。
なのに成人男性は約155㎝~約180㎝の身長・リーチ差があっても課題もグレードも同じという…。(実際にはもっと差があるかもしれません。)
みんな不利なの分かっているけど・・・。なぜだろう・・・。
リーチだけは何をどう努力しようとどうしようもないことです。リーチの大きなハンデをなくすためには瞬発力・保持力・体幹等を鍛えあげて身軽さで補っていくしかないのです。
身長とリーチの短いあなたは、
同じグレードを登っている平均身長・リーチのクライマーより確実に強いです!
少々不利ですが、ガンバって行きましょう!