こんにちは。ピンチです。
今回の「クライミング持論!」では、クリンプ(カチ持ち)を安定させるコツというテーマで語ってみたいと思います。
目次
クリンプ(カチ持ち)苦手!
カチ持ちって苦手なクライマーが多いですよね。私もです。
なぜ苦手なのかというと単に指が痛いから。
指先痛いし、関節普通に痛めるし、すっぽ抜けると猫パン(猫パンチ)して痛いし、爪割れて痛いし、…等々。
オープンで保持すると指は痛くないですが引付けた時にすっぽ抜けたりします。なので、仕方なくクリンプ【カチ持ち】に持ち変えます。そうすることですっぽ抜ける確率が減少します。
しかし、指は痛いし握り込むのですぐにパンプしてしまいます。
でもクリンプ(カチ持ち)はそのデメリット以上の恩恵が得られます。
しっかりと保持できるんですよね。だから嫌でもやめられない!
よくするクリンプ(カチ持ち)!
過去の私は(たぶん多くのクライマーも)下の図のようにクリンプ【カチ持ち】していました。壁に対して指が直角で親指がホールドの上に乗っていないため4本の指関節への負担が半端ない状態でした。
形は、クリンプ(カチ持ち)なんですが、これではもったいない!
それを下の図のようにクリンプ【カチ持ち】の持ち方を変えてみました。
小指の外側を壁に近付ける感じです。そうすると自然と下の図のような持ち方になると思います。
メリット!
そうすると、小指がしっかりとホールドに乗せられるのと親指がホールドと人差し指の真上に置けるようになり、保持感が落ち着いてとても安定します。
またラップ持ちに近くなるためか、そんなに力を入れなくても保持できます。
親指への負荷が大きくなるため、その他の指への負担も以前ほど掛からないと思います。親指へ負荷を逃がせるわけです。
親指は指の中でもいちばん強いので、利用しない手はありません。
ちなみに小指側に力が入ると腕だけでなく、背中の大きな筋肉を動員できるようになります。
引き付ける動作やロック等々腕だけで行うとツラいですが、背中の大きな筋肉が利用できれば大きな瞬発力を得たり腕の負担軽減になります。
私はこのクリンプ【カチ持ち】でかなり楽に安定して保持できるようになりました。
カチ持ちが苦手で指が痛いと感じているクライマーは大きめにカチから試してみてください。ただし、極薄カチではキビシイかもしれませんね。
くれぐれも指の故障には注意してください。!