こんにちは。ピンチです。
今回の「クライミング持論!」では、「足置きが一発で決まらないクライマーは足に乗れていない?!」というテーマで語ってみたいと思います。
目次
何度も足を置き直すクライマーをよく見かけます。
あの行動をするって事は、足に乗れてないんだと思います。
足に体重を預けられない、だから乗れない、なので足を置き直すのループに陥ってます。素早く足置きが決められないのは、クライマーにとって致命的です。
強傾斜などではまた別の理由がありますが、今回は分かりやすいスラブや水壁に的を絞って説明してみます。
足に体重乗せてる?
まず足に乗れないのは、体重が乗せれていないからです!
その理由として多いのは、もう片方の足に体重のほとんどが乗っています。
少数派で腕の力で引きすぎて足に乗れてないクライマーもいます。これは初心者クライマーに多いですが、脱力をして足にしっかり体重を預けてみましょう!
最初は乗っているのか不安ですが、すぐに慣れてきて乗れている感覚が分かってくるでしょう。
足に体重を乗せる方法!
- 手や腕の力を抜く!
- 思い切って片足をきってみる!
- 上手く重心移動をする!
1・手や腕の力を抜くというのは上記の過去の記事に書いてあります。
2・足をきるというのは、 足をホールドに乗せない状態の事です。
乗りたいホールドに足を置いたらもう片方の体重が掛かっている方の足をゆっくりきってみましょう。そうすると体重は自然にもう片方の足に掛かってきます。
これは絶対に覚えておいて欲しいテクニックです。
足に乗れない時や保持がしにくい時など高グレードでも使用する機会がとても多いです。
3・最後に重心移動です。
これは一番分かりやすいですが、結構難しくて体幹や柔軟性を必要とします。
ホールドに対して真上から乗る場合、乗りたい足の上方に腰を移動させていくと重心は足に乗っていきます。
場合によりますが、重心移動後に足をきった方がバランスが取りやすい事があります。
この3つをしっかりと覚え、状況に応じて対応できるようにしていきましょう。
足に乗る感覚のトレーニングとしては水壁の低いところで手はガバホールド、足は小さなジブスを一つ見つけそれに片足で乗ります。次にぴょんと軽く飛んで左右の足の入れ替えをしてみましょう。
慣れてきたら左右足の入れ替えをリズミカルに「ぴょんぴょん」と繰り返して行います。
この練習方法は一瞬で足に乗れないと確実に足が滑り落下しますので、できるできないがすぐわかります。
また思い切りも良くなるし、乗れる感覚分かるので自信をもって足置きができるようになると思います。
慣れてきたら足はもっと薄いジブス、手のホールドも悪いものでできるようにしていきましょう。
ただし落下の際に足を擦りむいてしまわないように注意してトレーニングしてください。
足を一発で決められないとグレードが上がっていくにつれて、厳しくなってきますから早目に慣れておきましょう!
このトレーニングはヨレないので、アップでもダウンでもいつでもできますよ!