こんにちは。ピンチです。
今回の「クライミング持論!」では、「コンペのカテゴリー分け」について語ってみたいと思います。
目次
何を基準にカテゴリー分けをするか?
クライミング・ボルダリングの草コンペに参加しているクライマーの方は、そのカテゴリー分けに疑問をもっているのではないかと思います。
とても難しい問題ですからね。
現在の草コンペでのカテゴリー分けってだいたいが、自分が登れるグレードでのエントリーになるグレードカテゴリーになります。
これまでも年齢・リーチ・体重・クライミング歴などでのカテゴリー分けが議論されていましたが、私は登れるグレードでのカテゴリー分けが今のところ最善という気がします。
ならば何故、疑問を持ってしまうかと言うとグレードが自己申告なんです。
自己申告制が良くない!
このグレードの自己申告制は、非常に良くないと思います。
稀にコンペを楽しみたいだけと言うクライマーもいますが、ほとんどのクライマーがコンペに出るからには絶対に勝ちたい訳です!
そうすると起こるのがグレードの詐称です。
もっと上のグレードが登れるのに下のカテゴリーにエントリーするクライマーが後を絶ちません。
これは良くないのは、誰でも分かる事です。
遊びなんだからという人もいますが、本気ではなく遊びなんだったら尚更カテゴリーを守るべきだと思います。
真面目にエントリーしたクライマーがかわいそうです。
勝ちたいのなら本来のカテゴリーで努力してください!
そこまでして勝ちたいか?
各ジム主催の草コンペならば、ジムの店員などがエントリーするクライマーの実力が分かっているので詐称行為は少ないと思います。
しかしひどいのが日本最大の草コンペと言われている【ノースフェイスカップ】です。
これは、日本全国のクライマーが参加する大きなイベントです。
一昨年度まで初心者向けカテゴリーの男女各【FANクラス】というものがあったのですがこのクラスは一度しかエントリーできない事もあり、どう考えてもカテゴリー詐称のクライマーが多くエントリーしていました。
これでは本当に初心者のクライマーは出ませんよね。
運営側もそれを考慮してかどうか分かりませんが今年から【FANクラス】がなくなり【Division5】(男性)【Women′sDivision4】(女性)というカテゴリーに変わりました。
これは6級~4級程度が登れるクライマーとカテゴリー分けがされていますが、やはり今年もかなりのグレード詐称が目立ちます。
このクラスに本気でエントリーしているクライマーは納得できないでしょうし、もう二度と出ないでしょうね。
【ノースフェイスカップ】のエントリー費は、安くないですからね。
他のスポーツ競技のカテゴリー分けはもっと厳しいです。
ほんのちょっとでも詐称や基準違反があれば、素人の大会でも絶対に出場できません。
クライミングはまだまだ、あますぎます。
これは運営側の問題ではなくエントリーするクライマーのモラルの問題だと思います。
今後、多くのクライマーがクライミング・ボルダリングを楽しめて競技人口を増やそうとしているのならその辺もしっかりと考えてエントリーをして欲しいと思います。
勝って当然のカテゴリーで勝ってもうれしくないですし、もしそれで負けたら…。
めちゃめちゃカッコ悪いです!
無理して出るな!
あと、よく分からないのが故障をしているからカテゴリーを下げてエントリーをするというクライマーです。
故障をしているのならそもそもコンペにエントリーせずに早く治しなさいと思ってしまいます。
半永久的に回復が見込めないような故障等なら仕方がないですけどね。
今後平等に競技ができるように改善するべきだと思います。
そうしないと必ず競技離れしていきます。
参加者は参加費用も払っている訳ですから!
現在多くのクライマーが詐称しまくっているので、正しいカテゴリーが良く分からない状態になっています。
すごく残念な気持ちでいっぱいです。
クライマーなら正々堂々とカテゴリーを守ってエントリーをしましょうよ!
それでもなくならないのなら、ボルダリング検定などを義務化してグレード詐称に対応する事はできないのでしょうか?