こんにちは。ピンチです。
今回の「クライミング持論!」では、「クライミング初級者に実践して欲しい足の置き方!」というテーマで語ってみたいと思います。
目次
初級者に多い足置き!
初級者クライマーの足置きの多くはつま先でフットホールドを捉える事ができずにホールドに乗せられるだけ足を乗せるというような足置きになります。
この足置き方法は一見して足に乗っているように見えますが、実は壁の傾斜を殺す事ができず更に自分で傾斜角を深くしている状態になり余計に手に負担が掛かり厳しくなります。
↑ホールドに足をベタッと乗せると重心が後ろにいきます。
逆にホールドにつま先で乗ると重心が前になり剝がれにくくなります。
ホールドに足をしっかり乗せようとすると壁につま先が付くような乗り方になります。
そうすると、壁が90度水壁だった場合に体は90度真っ直ぐにはならず外傾してしまいます。90度の壁なのに95度ぐらいあるような傾斜に自分でしてしまっている訳です。
なので、足をホールドの手前に乗せるようにしてつま先で乗れると傾斜が殺せて逆に90度の壁が85度ぐらいになったりします。(極端言うと・・・)
これは体の角度を分かりやすく説明するための極端な例ですが、基本ですのでこの考えた方を頭に入れておいてほしいと思います。
簡単な課題ではホールドが持ちやすいので気にならないかもしれませんが、そのうちに保持できないようなホールドも出てきます。きっとその時には分かってもらえると思います。
ちなみに傾斜が強くなっても同じ考え方です。(スラブなどはまた少し違いますけど。)
何が言いたいかと言うとまずはホールドに足全体をベタッと置かずにつま先で乗るクセをつけてほしいのです。
クライミングシューズを見ると足置きが分かる!
通常クライミングシューズを使い込んでいくとのソール(裏側)が擦り減って穴が開きますが、壁につま先をぶつけるような足置きをしているとつま先部分(先端)に穴が開いてしまいます。
自分の今使っているクライミングシューズを見てどこが減ってきているか見るだけでどのように足置きをしているかが分かります。
つま先(先端)が極端に減っているクライマーは、注意してください。
つま先の先端部分は、ゴムが薄いのですぐに穴が開いてしまいますよ。
最初のうちはつま先に力が入らずにやりにくいかもしれませんが、すぐに慣れてくると思います。また、足が滑る恐怖感があると思います。
しかし、練習をしないといつまで経ってもできないです。だったら最初から慣れていった方が良いのではないかと思います。
つま先に力を入れる簡単な練習方法としては、クライミングシューズを履いてつま先立ちをすることです。この時にあまりかかとを上げてはいけません。かかとを少しだけ上げてつま先立ちするのがポイントです。
クライミングシューズを履いてつま先立ちする理由は、クライミングシューズを履くと自然とつま先に力が入りやすい足の形になるからです。
そうしているうちに足の先端に力を入れる感覚も次第に慣れていくと思います。
追記としてホールドの手前ギリギリにつま先で乗る必要はありません。
スリップして落下しては危険ですし、意味がないですからね。
できるだけ手前にしかもつま先で立つ事を心掛けてください。
後々の足置きできっとお役に立つと思います。

- 作者:ノートブック、日記、ノートブック クライミング、ロッククライミング、オーバーハング、ロープ
- 出版社/メーカー: Independently published
- 発売日: 2019/11/15
- メディア: ペーパーバック