こんにちは。ピンチです。
今回から「クライミングジムで最近質問された事!」と題して、私がクライミングジムで登っている時に質問された事を紹介していきます。
目次
初心者クライマーはまだまだクライミングの分からない事が多く、これから疑問がドンドン出てくると思います。私がクライミングジムで質問を受ける事は、その他にもたくさんのクライマーが疑問に思っている事なんだと思います。
なので、私個人の意見と持論ですが普段クライミングジムなどで答えている事を記事にしていきたいと思います。字で説明するのは難しいですが、少しでもあなたのヒントになれば幸いです。
記念すべき第1回目の質問は、「ガストンのコツ」です。
ある課題の中で少し遠めのガストンを止めるのが核心になっていたのですが、それが上手く止まらないのでコツを教えて欲しいというものでした。
ガストン!
フランスのガストン・レビュファというクライマーがこのホールディング方法をしていた事から名前の由来になったと言われています。
ちなみにガストンというのは、肘を曲げ親指が下向きになっている状態で体の外側に開くようにホールドを保持するホールディング方法です。
ガストンは、肩の筋力が必要で女性クライマーや瘦せ型のクライマーが苦手になります。逆に肩周りがゴリッたパワー系クライマーが得意な傾向にあると思います。とてもパワフルな保持方法で、現代のクライミングでなくてはならない定番のホールディングです。
短く「ガス」とか「ギャス」って言うクライマーもいます。
話は戻って少し遠めのガストンが止まらないと言う事でしたが、実際にそのクライマーのムーブを見てみるとガストンのホールドを取りに行くときに手だけでホールドを迎えに行っていたんです。
見ていても全く止まる感じがしないと言うか、ホールドを止める気持ちが感じられない。
肘を伸ばした状態でガストンを止めるのはかなりのパワーが必要です。
なので、ただ手を出すのではなく体ごとホールドに向かって行き肩の少し上辺りでホールドをキャッチするように教えて小一時間ほど練習したところ無事に止まるようになりました。
ガストンのコツ!
- ガストンは脇を開き、胸を張る。
- 肩の少し上辺りが一番力を入れやすい。
- 手はなるべく体から離れないようにする。
- 絶対止めるという気持ちも大切です。
- 肩の筋力が少ないと苦労するので肩の筋力をつける。
- ガストンが本当に遠い時はかなりのパワーが必要になります。
ガストンを使う課題は意外と多く、必ず使えるようにしておいて欲しいホールディングのひとつです。
しかし、1日中ガストンばっかりしていると肩を故障したりするのでその辺りを注意してほどほどに練習してください。
以上、ガストンのコツでした。