こんにちは。ピンチです。
ボルダリンググレード4級になるとデッドポイント(デッド)と言うムーブが出てきます。
今までやった事の無いムーブに初級者クライマーは戸惑います。
慣れない事は人間誰でも難しく感じるものです。
ある初級者クライマーからデッドの練習法を教えて欲しいと言われました。
今回の「クライミング持論!」では、デッドの練習法を紹介していきます。
目次
まずデッドと言うムーブの動きの仕組みを理解して欲しいのですが、
両手で上半身を素早く壁の方向に引付けると体が壁に近付こうとする一瞬だけ手をホールドから離せる無重力状態のタイミングがあります。
その後、体が壁から離れる前にまたホールドを保持すれば落下する事はありません。
デッド中に手を出してホールドを止めるまでは足にほぼ全ての体重が乗っている状態になり手には体重が掛かっていない無重力状態になっています。
なので、一瞬だけ手を離す事ができるようになります。この一瞬の間に次のホールドを取るのがデッドポイントと言うムーブです。
主に両手が離せない!片手でも離すと不安定になる状態の時に次の一手を出すために使うムーブで4級以上では多く出るし上手く使うととても便利なムーブです。
練習方法!
初級編!
- 水壁傾斜90度の壁で大きめの足に乗り、ガバホールドを両手で持ちます。
- 両腕で体を壁に近付けるように引付ける。
- 体が壁に近づく途中で両手をホールドから一度離して、また素早くホールドを持ちます。
- これを何度も繰り返して、手を離している時間が長くできるようにしていきます。
中級編!
上級編!
キャンパシングでラダーをします。
両手でぶら下がって腕だけで引付け、体が上がったら片手を出して一つ上のラングをキャッチしていきます。左右順番に行い、出来るだけ音が出ないように静かに出来るように心がけましょう。
ここまでできれば、2級ぐらいの課題のデッドはこなせると思います。
なので、あとは課題で慣れていきましょう。
練習法を聞いてきたクライマーも中級編まではできてデッドポイントを理解していたようです。あとは慣れですね。
デッドポイントで重要なのは、タイミングです。
上手くタイミングが決まると驚くほど楽になりますよ。