こんにちは。ピンチです。
クライミングを始めて間もないクライマーなら誰しもがもっと強くなりたい、上手くなりたいと思うでしょう。
そんな時にジムで良く教えてくれるクライマーがいるといいのですが、いない場合もあります。いたとしてもあなたの専属コーチではないのでずっと付きっきりで教えてはくれません。(好みのタイプの女子にずっと教えたがるクライマーもいますが。)
また、他のクライマーに話しかけづらいチョットシャイなクライマーもいると思います。
そんな時は登り方やトレーニング方法を自分で調べたりして何とかするしかありません。
今回の「クライミング持論!」ではクライミング初級者で身近に教えてくれるクライマーがいないという人のために初級者クライマーが意識して登ると上達するコツを紹介していこうと思います。
目次
私が初級者クライマーを見ているとほぼほとんどのクライマーが常に腕を引付けた状態でホールドを外側に引っ張るように登っています。
これは腕のパンプアップを早めてしまいゴールする前に力尽きてしまいます。
また、悪い(持ちにくい)ホールドが出てくると保持できなくなるでしょう。
初級者クライマーが上達するコツとして意識して登ってほしい事は3つあります。
まず1つ目は肘を伸ばす事!
周りのクライマーを見てみましょう。ホールドを取った時、レストする時などムーブを起こす前は肘が伸びて腕が真っ直ぐになっていると思います。
基本肘を伸ばす事で腕で引き付けていないので無駄な力を使わず腕のパンプアップを抑える事ができます。
その他にも多くの利点があるのですが説明が長くなるし、肘を伸ばす事ができるようになったら分かるようになると思いますので割愛します。
7~8級の簡単な課題で肘を曲げる事なく登る練習もおすすめです。これは足の力で登る感覚をつかむ練習になります。自然とムーブが身につきますよ。
2つ目はオープンハンド!
ほとんどの初級者クライマーがガバホールドを握り込んで保持をしていると思います。
しかしこれをあえてガバホールドでも、オープンハンドで指先を引っ掛けるように保持するようにします。
日頃から意識して練習をする事で慣れていくと思います。
オープンハンドは指の故障リスクも減らせるし、手のパンプアップも抑える事ができます。またリーチも長く使えますし、スローパーなど握り込めないホールドにも強くなります。
オープンハンドだけでホールディングが万能と言う訳では無いですが、マスターしておいて損はありません。
3つ目は背中で引く!
1つ目で肘を伸ばす事と言いまいたが次のホールドを取りに行く時には、肘を曲げないと取れない場合も出てきます。
そんな時には腕の力で肘を曲げて体を引付けるのではなく、背中の筋肉で引くように意識してほしいのです。
この感覚が分からない人はイメージするとどちらも同じように感じるかもしれませんが全然違っていて、腕の力で引こうとすると手指にも力が入ってしまいます。しかし、背中で引こうとすると手指は大きな力を必要とせずに最小限のホールドを抑える力しか使いません。
またホールドを外に引っ張る事がなく、重力の掛かっている真下の方向に引くクセが付くようになりますので、悪いホールドでも引付けやすくなります。
手はオープンハンドでホールドに引っ掛ける感じで保持をして、背中や肩に力を入れる意識を持ち、手に肩を近付けるようなイメージで引付けるようにすると感覚がつかめてくると思います。
まとめ
肘を伸ばす事!
オープンハンド!
背中で引く!
この3つを意識して登る事でクライミング初級者が上達しやすくなると思います。
どれも大切な基本です。下手にクセが付いてしまう前から意識して練習をしてみてください。
3つが同時にできる頃にはかなりキレイに登れるようになっているのではないでしょうか?
上記はできるクライマーからするとなんでもなくできる簡単な事なんですが、できないクライマーからすると難しく慣れるまですごく大変だと思いますが、あきらめずにガンバってみてください。