こんにちは。ピンチです。
ボルダリングとリードそれぞれをやった事が無い人からするとだいたい同じに見えてしまいますが、全くの別物です。
今回の「クライミング持論!」では、「ボルダリングとリードの特性の違い!」というテーマで語ってみたいと思います。
目次
ボルダリングとリードの大きな違い!
その違いは、よく陸上競技の短距離走と長距離走に例えられます。
短距離走(100ⅿ走等)がボルダリングで長距離走(マラソン等)がリードです。
この例えは分かりやすいですね。
短距離走が早くても長距離走では勝てませんし、その逆に長距離走早くても短距離走では勝てません。
陸上競技では走るですが、クライミングでは登る。
基本動作は似てますがボルダリングとリードは似て非なる競技なのです。
(元は、リードの部分的なトレーニングとしてボルダリングが普及したんですけどね・・・。)
瞬発力VS持久力!
ボルダリングが陸上競技の短距離走に例えられる理由は、どちらも瞬発力(パワー)をメインで使うからです。
ボルダリングは、一手の強度が強いかわりに手数が少なく最初から最後まで全力で登ります。
リードは、長距離走のように極力余計なパワーを使わずに手のパンプを防ぎながら体力を温存して登ります。
このようにボルダリングとリードは運動特性が違うために当然有利な身体の作りが違ってきます。
一概には言えませんがボルダリングはパワーが出せるようにある程度筋肉があった方が良いですし、リードは筋肉量が少なくても体重が軽い方が良いです。
有利な体格 !
上腕二頭筋や三頭筋・前腕が発達した腕の太いクライマーと腕に筋肉があまりついていない腕の細いクライマーが同時に両手を挙げると腕の太いクライマーの方が早く腕がパンプしてしまいます。腕が重いですからね。
リードは腕を挙げている時間が基本長いので腕の太いクライマーは腕の細いクライマーに比べて不利になるでしょう。
これは陸上競技でも同じで短距離走選手ががっしりした体格なのに対して、長距離走選手は細く無駄な筋肉をつけていません。
絶対にあてはまるものはないですが、かなりの確率でこの条件が当てはまると思います。
筋肉の大きな男性クライマーの多くはリードよりもボルダリングのがどちらかと言えば得意な傾向にありますし、体重の軽い女性クライマーの多くはボルダリングよりもリードのがどちらかと言えば得意な傾向にあります。
どちらを楽しむのも個人の自由ですが、ボルダリングとリードをレベルの高いところで突き詰めていけば体格でどちらが有利か変わってくると思います。
今は複合競技ですが、いずれは単独の競技になっていくかもしれませんね。
あなたはボルダリングとリードどちらに向いた体格でしょうか?
ちなみに私は確実にボルダリングです。困ったことにリードのが好きですが・・・。