こんにちは。ピンチです。
今回の「クライミング持論!」では、レストの重要性!について語ってみたいと思います。
目次
レストの恐怖!
私も昔はそうだったんですが、レストするのが不安に感じるクライマーって多いと思います。
レスト=休憩なんですが、レストをすると弱くなってしまう気がしてなかなか休めない・・・。
そうするとレストをする事なく連登を続けてしまいます。
強くなろうと連登しても、実際には強くなる事は難しくむしろ進化にブレーキをかけている状態になります。それどころか、自ら故障を誘発させているようなものです。
なぜレストが必要か?
人間の体は、受けた負荷に対しての修復とさらに負荷に耐えられるようにと体を強くしようとします。
その期間がレストなのです!
レストは休んで弱くなってしまう気がしてしまいますが、実はレスト日にも強くなっているんです。なので、レストは絶対に必要でむしろ進んでレストをしなければなりません。
レスト無しで連登を繰り返すと体の修復や進化が追いつかず、逆に筋力低下や故障などで退化する可能性もあります。
そもそもキチンとトレーニングで追い込めれば翌日にトレーニングが出来るはずがないんです。それはこちらの記事で・・・。↓
レストの重要性はだいたい分かっていただけたと思います。
でどれくらいレストをするのかと言うと、これが難しい!
ハッキリ言って人によっても、トレーニング内容によっても違います。
レストの見極め!
私のレスト期間の目安ですが、トレーニング翌日はまずレスト。(ストレッチや軽い有酸素運動はします。)
レスト日翌日に体の痛みや違和感がない事を確認してその日トレーニングするのを決めます。体に異常があれば続けてレスト日だし、体に異常が無ければトレーニングです。
なぜその日にトレーニングをするかを決めるかというと、クライミングトレーニングの場合すべて予定を決めて行う事はとても難しいからです。
クライミングジムでトレーニングする際に毎回同じ課題をするわけではないので、負荷のかかり方が違ってくるためです。その他にも体調や年齢なども影響しますし、思ったよりも疲れがたまっている場合もあります。
予定を立てると疲れがあっても予定通りにトレーニングをこなそうとしてしまうから無理が生じます。
年齢による回復力
年齢で言うと10代前半までは回復力が強く故障をしなければ、翌日には回復しています。
10代後半から20代前半までは1日レストすればだいたい回復します。
20代後半から30代前半なら2日ほど・・・。
30代後半から40代前半なら3日・・・。
と年齢が上がるにつれて回復に時間が必要になります。
しかしこれはすべてのクライマーにあてはまるものではなく一般的な目安ですが、若い方が確実に回復力が強いです。
トレーニングの予定
トレーニングは、予定を決めずにその日に決めるのが良いと思います。体に異常の無い日は、トレーニング。
回復力の強い若いうち(10代前半まで)は、体に異常が無いのなら毎日トレーニングを行ってもいいと思います。しかし、回復力が弱ってくる20代前半からはトレーニング翌日に登れるようなら負荷が弱すぎるのかもしれません。
トレーニングは、予定を決めて行うよりも都度決めた方が故障の予防にもなり、結果として効率的なのかもしれません。
生まれ変わるためのレスト!
あともう一つ言いたい事があります!
真剣にクライミングに向き合っているのに伸び悩んでいるクライマーの方は、一度長期のレストに入るのも良いかもしれませんよ。
クライミングばっかりやって体が疲れ切っている場合があります。
きっかけは違いますが一度クライミングから離れて再びクライミングを始めたクライマーで元よりも強くなったクライマーを私は何名か知っています。
レストをする事で弱っていた部分が回復して、体や筋肉の本来の力が出せるようになったのだと思います。
とにかくレストというのは単なる休憩ではなく、強くなるために必要な事です。
トレーニング(登る事も)をするのならそれと同じように重要な事なのです。
レストをする事をあまく見ないようにして、さらに強くなりましょう!
レスト日も体の修復に必要な栄養を摂取するのを忘れずに!