こんにちは。ピンチです。
ここ10年でクライミングジムが増えたためにボルダリング専門のクライマーは多くなりました。
しかしリードをするクライマーはあまり増えません。
面白いのに・・・。
今回の「クライミング持論!」ではリードが始めたいというクライマーに向けて、リードは○○が上手くないと話にならない!というテーマで語ってみたいと思います。
目次
○○が上手くないと・・・!
ボルダリング専門でやっているクライマーは、どこかリードをあまく見ている感じがあります。
ボルダリングほど派手なムーブをあまり見ないからかな?
あとリードをやっているクライマーが比較的年齢層が高いからかな?
リードをどこかあまく見ているクライマーは、一度リードをやってみてください!
たぶん全く登れないと思います。
リードのグレードで5.12台、ボルダリングのグレード感なら1~2級ぐらいかな?
ボルダリングで1~2級登れるクライマーでもリードの5.12台は慣れてないとまず、登れません。
なぜでしょうか?
それはリードにはボルダリングにはないものがあり、それが上手くできないと登れないからです。
「それ」とは、クリップです!
○○の難しさ!
リードでは登る高度がボルダリング数倍になるので、自分の安全を確保するためにロープをカラビナに掛ける作業が必須です。
それがクリップです。
これリードやった事ないクライマーから見ると簡単なのではないかと思ってしまうかもしれませんが、無茶苦茶難しいです。
「クリップを制する者は、リードを制する」(byピンチ)という言葉があるのか?どうか知りませんが、とにかく難しいです。
リードに慣れていても難しいので、慣れていないクライマーからすると想像を絶すると思います。
ほとんどのリード初心者クライマーはこのクリップができず、落下する事もできず
に「テンション!」という情けない声を発してしまいます。
ジムで1級・初段を登っているそこそこ強いクライマーでも、初めてリードをすると5.12台ぐらいでだいたいこうなります。そこまでも行かないかも・・・
○○の重要性!
リードでクリップが上手くないと話にならないのには理由があります。
まず、リードはボルダリングに比べて手数が多いです。
という事は、前腕がパンプします。クリップでもたついていると余計にパンプしてしまうんです。
また、クリップが上手くできないと精神的にも余裕がなくなり迷いなどから無駄な力を入れたり、時間がかかったりしてパンプします。
これがリードでクリップが上手くできないと話にならないという理由です。
例えば、リードではなくトップロープで5.12台を登ったとするとクリップが必要ないトップロープは物凄く簡単に感じるでしょう。実際にやってみると必ず分かります!
それはクリップの必要がなく、パンプが減らせる事やクリップするために体制を整えたりする必要がなくなるのと、精神的に恐怖感もなくなるからです。
なので逆に言えばリードではクリップをする事が上手くなれば、完登に近付くということです。(クリップが重要なのが分かってもらえたと思います。)
まとめ!
登る方にばっかり目が行きがちですが、リードで伸び悩んでいるクライマーの方はクリップを練習してみてはいかがでしょうか?
リードがもっと登れるようになれるかもしれませんよ。
また、ボルダリング専門のクライマーもクライミングを長くやっていくのであれば、今後リードをする機会は必ずきます。
その時のためにもクリップの重要性を忘れないで下さい。